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ヤマモトホールディングスシニア層がター...

ヤマモトホールディングス シニア層がターゲット!地域密着型ショールーム

ヤマモトホールディングス
山本英明社長
1087号 (2013/09/03発行) 9面
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リフォーム産業フェア+工務店フェア2013セミナーリポート(8)
ヤマモトホールディングス

東京ビッグサイトで行われたセミナーを紙面で紹介しています!第8弾は、カルチャー教室で人気のヤマモトホールディングス!

ヤマモトホールディングス 山本英明社長
ヤマモトホールディングス
山本英明社長

≪タイトル≫ 新規客を続々開拓する新来店型ショールーム「シェアプラザ」の仕組み

 ヤマモトホールディングスは、ショールームでカルチャー教室を開催し、集客を図っている。ターゲットは貯蓄を持つシニア層。山本英明社長は「シニア同士が接点を持つことで、人が人を呼ぶショールームが実現した」と語る。

 私は子供のころから、大学教授の父親に「経営者になりなさい」と言われて育ち、ランチェスター経営を勉強してきました。経営者になるにはどうすればいいのかを考え、最終的に建築業に絞り込みました。その中でもリフォーム業に着目。当時、リフォーム業の中で35%のシェアを誇っていたのが外壁塗装でした。外壁塗装は、戸建て住宅、工場、倉庫など対象となる建物がこれだけある。職人の教育もして、ちゃんとした仕組みを作れば絶対にやれる、と確信しました。そして2000年に、有限会社山本塗装を設立しました。
 ゼロからのスタートで、創業当初は年商700万円くらいでした。独立した当時は、誰からも反対されました。「100億円企業をつくる」と言っても、みんな笑っていました。しかし、毎年順調に伸びていまして、去年は売上高7.2億円、今年は10億円も射程圏内です。10億円を超えたら、さらに大きく成長できるのでは、と思っています。

リフォーム産業が成長を続けていくには、シニア層との接点が課題です。今のシニア層には、持っている貯蓄を趣味などに使いたいアクティブシニアがとても多いですね。銀行の調査では、シニア層の1世帯当たりの貯蓄現在高は、50歳代で約1700万円、60歳代では約2500万円、70歳以上では約2400万円です。人口わずか30%のシニアが、1500兆円の金融資産のうちの900兆円を保有しています。このシニア層をリフォーム市場に取り込むために、何が必要かを考えました。
 まず、シニア層の消費意欲を調べました。内閣府によると、高齢者が優先的にお金を使いたいものは、健康や医療、介護関係を除くと、第1位は旅行です。住宅の新築・増改築・修繕は第3位となっています。つまり、シニアの住宅に関する消費意欲はとても高い。だったらここに絞ろうよ、ということから、シニア層の顧客獲得を目指すことにしました―――

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