大京エル・デザイン 岡田洋一社長
大京グループのリフォーム会社、大京エル・デザインの新社長に岡田洋一氏が就任した。約52万戸の豊富なマンションストックを武器に、74~75億円(リフォーム50億円強)を売り上げる同社は、3年後に100億円(リフォーム80億円計画)突破を目指す。岡田社長に今後の戦略を聞いた。
中期的には戸建てリフォームも
今回、連結対象の会社が十数社増えましたのでカテゴリー別に分けさせていただいたというのがこの4月の改編です。その中で、工事事業部門には、大京建設を幹事会社に、穴吹建設と大京エル・デザインの3社が入りました。私の3年ないし5年の希望では、カテゴリーにリフォームがあっていいのではと考えています。大京エル・デザインの前期売り上げは74、75億円で着地する予定です。
3年後に100億円企業になった暁には5億円か6億円の経常利益が出せるだろうと。そうなった時にはリフォーム部門を作り、大京エル・デザインを一本立ちさせたいと思っています。
100億円を超える中で必要なものは社員です。プロパーの社員を新卒含めて、幅広く採用していきます。現状のエル・デザインの社員は4月1日で105人。プラス派遣さんが5、6人いらっしゃるので実質110人ぐらいが首都圏と名古屋と大阪で活動しています。その人員を3年計画で20から30人は増やす。それで100億円は十分達成し得ると。
また、リフォーム事業は作り手、いわゆる協力工事店さんをいかに確保して継続していけるかが一番大事なところです。そのために、私が約15年に及ぶ財務経験のつながりから幅広く紹介を賜る営業を既に始めています。ですから社員の増強と工事店さんの確保、それが最大のポイントです。
まずはマンションリフォーム企業として3年後か5年後にはナンバーワンになりたい。なれる要素は十分あります。5年後には戸建て住宅の「アリオンテラス」というブランドで十二分にストックができてきますので、次には戸建てリフォームというのも中期的には考えていきたい。すると仕事は無限大です。
2006年に大京エル・デザインという会社を立ち上げて私で5代目の社長になります。これまでの社長はすべて兼任の社長でした。直近では海瀬は仲介の大京リアルドの社長と大京エル・デザインを兼務していました。私は初の専任社長ですから意思決定は素早いです。10分あれば決まる。そのぐらいのスピード感をもって仕事をやっていきたいと思います。
≪プロフィール≫
1956年9月17日生まれ。神奈川県出身。1982年大京入社。財務部長、業務執行役員などを経て2014年4月大京エル・デザイン社長に就任。信条は「言動一致」。趣味は散歩。

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