千金堂 取締役CEO 内堀孝史 氏
全国に新築FCを展開する千金堂(東京都渋谷区)が、新築住宅を開発することを支援するパッケージの提供を開始した。手間とコストを抑えて自社に合った商品を持てるサービスとして、注目が集まっている。取締役CEOの内堀孝史氏に話しを聞いた。
「リフォーム会社の新築事業開始に使ってもらえれば」
―――1000万円均一の住宅FCとして知られる御社が新たなネットワークを設立した狙いとは。
おかげさまで新築FCとしての千金堂は全国で90店舗を超えるネットワークになっており、ブランド力や知名度も上がってきています。
ただ千金堂の看板は要らないのだけれども、商品やノウハウだけ欲しいという声を多くいただいていました。そのような声に応えるために新しいネットワークとして「リーダーズ・ネット」を立ち上げました。
―――新築商品開発支援というのは変わっていますね。
年100棟新築を行っているような会社でも、自社オリジナルの新築住宅を開発しようとすると非常に難しい。人材もコストも時間もかかる。
そこで千金堂で培ったものを活用する形でオリジナル住宅商品の開発を行うというのが、このネットワークの大きな特徴です。商品開発には、エリアのマーケティングなども含めてその会社に合った開発を行います。もちろん、それ以外の新築を売るための人材教育や営業支援になる独自のシステムの提供もします。
―――そうすると新築のノウハウをゼロから学ぶのにいいですね。
そういう点でリフォーム会社の方にもご活用いただけると考えています。自社が売りとしているリフォームの特長を生かした新築商品を持つことで建て替え需要を取り込むことも可能ですし、会社としてのイメージアップにもつながります。
既に新築を行っている会社でも、新しい売りやすい商品を持つことで事業の活性化が望めます。
―――イニシャルコストはどのくらいかかるのですか。
このネットワークは加盟いただいた会社にとっては、1年間で完結するプロジェクトと考えています。
そのため初年度に導入費として年会費も含んだ180万円いただくだけです。翌年以降にもノウハウを継続して提供してほしいという場合には月会費3万円だけをいただければ提供を行います。

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