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平田タイル、求められるリフォーム会社の...

平田タイル、求められるリフォーム会社のバックアップ 地域店と定期勉強会を実施

平田タイル
代表取締役会長 平田雅利氏
1151号 (2015/01/06発行) 18面
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平田タイル 平田雅利会長兼社長

平田タイル 平田雅利 代表取締役会長

 住宅設備の市場では以前、流通業がメーカー代行としてアッセンブル機能を担って来ました。しかし、ユニットバス、システムキッチンなど商品の完成品化が進むにしたがい、むしろ工事機能などが重要視され、求められる役割りは変わりつつあります。同時に、設備、衛生陶器市場に木建系の業者が進出するようになったことなどで、結果として流通の短縮化、小売化が進みました。

 流通業が担って来た金融機能などは変わらないでしょうが、これからは従来のような「モノ」だけでなく、ソフト面の充実が求められて来ることになるでしょう。

 今後の流通業の大きな役割となるのが、小さなリフォーム会社のバックアップです。地域密着のリフォーム業は町内会のようなつながりが大切で小規模業者が主役。そうした方々に対する様々なソフト面でのサポートをさせていただくことが重要だと考えています。

 当社では6年程前から「オレンジリフォームサークル」を発足させ、2カ月に1回定期的に勉強会、研修会を開いています。現在、140社のリフォーム会社、工務店の会員にご参加いただき、ホームページ作成の方法から、顧客管理、補助金申請などノウハウを提供。さらに設備機器の延長保証も行っています。

 世界を見回してみると、欧米の流通業者は数多くのメーカー品を展示した流通ショールームを運営しています。しかし、日本ではメーカーのショールームが充実しているため、そこを活用するスタイルが定着しています。

 当社でも輸入タイルや水栓を自社ショールームで展示しており、さらに今後はペイントやクロスなどインテリア商品も取り揃えていくつもりですが、欧米企業と同じような大型のディーラーショールームを持つことまでは考えていません。しかし、だからなおのこと、流通業にはソフト面でのサポート力が求められると考えています。

会社概要
 設備・建材事業の他、オリジナルのタイル販売事業も行う。グループ売上高は219億円(2013年12月期)。創業は大正8年。
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