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城東テクノ、「しろあり保証」刷新 補償額を1000万円に倍増

城東テクノ
取締役営業本部長 寺尾正彦氏
1158号 (2015/02/24発行) 6面
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城東テクノ 取締役営業本部長 寺尾正彦氏

城東テクノ 取締役営業本部長 寺尾正彦氏

 「Jotoキソパッキング工法」を採用した物件に蟻害が発生した場合、補償を行う城東テクノ(大阪府枚方市)のしろあり保証。この4月から、従来500万円だった補償額が倍の1000万円になり、5年目に必要だった中間検査も不要となる。この新しい仕組みの仕掛け人、同社の寺尾正彦取締役を取材した。

「蟻害の発生時には保証があるかを確認して」

――累計55万戸という実績を持つ御社のしろあり保証が生まれ変わるそうですが、中間検査が要らなくなり補償が倍額になるという、相反することをよく実現できましたね。

 手間がかからなくなり補償は倍になるというのは、たしかに疑問に思われるかもしれません。この保証は12年前にスタートしましたが、これまでに工事費用が500万以上となるケースがわずかながらありました。満額補償ができなかったのが弊社としては心残りで、ぜひ増額したいという思いがあったのです。

 同時に、弊社のキソパッキング工法に使う商品を新たに追加したことで事故の発生率が下がったので、保険会社と交渉し補償額を増やすことができました。中間検査は一律5年目ではなく、各社の定期点検時にあわせて行ってもらえばよいとしたわけです。

――当保証は新築時に付けるので、リフォーム会社にはあまり関係がないと思われがちですが。

 リフォーム会社さんに消費者から蟻害の相談があった際は、その住宅に当保証が付いているかをぜひご確認ください。建てた住宅会社が倒産したとしても保証は生きています。施主さんの負担なしでリフォームを行い、改善できるのです。最近ではリフォーム会社が新築も手掛けるケースが増えていますし、採用していただければと思います。

――保証のついた住宅の持ち主が変わった場合、保証はどうなるのですか。

 物件についての保証ですから、名義変更を忘れずに行っていただければ継続できます。「しろあり保証が付いているから安心して購入できる」と思っていただくことで、中古物件の流通にも貢献できると考えています。その意味でも、中古住宅選びをサポートするリフォーム会社さんにも当保証を知っておいていただければ幸いです。

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