アサヒ衛陶 町元孝二社長
大阪の衛生陶器メーカーであるアサヒ衛陶(大阪府堺市)が、新戦略に向け動きだしている。得意分野だったローコスト商品から脱却し、ミドル層に向けた商品展開をスタート。町元孝二社長は「ユーザーターゲットをニッチ層にまで広げることで、利益と売り上げの伸張を図りたい」と攻めの姿勢だ。
「特殊」がキーワード
――創業が享保年間。300年を数える歴史的な企業ですね。
創業当初から明治時代までは屋根瓦を製造していました。大正期に入ってから衛生陶器の生産を始め、今に至っているのが当社です。現在の売上高は約30億円。洗面台が6割、トイレが4割という比率です。
これまでの私どもの主戦場は、ローコストゾーンでした。しかし今後は、ミドル層にまでゾーンを広げたい。パターンオーダーからフルオーダーまでのニーズを吸い上げ、強化を図ります。
新商品の「フォトドレッサー」

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