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友安製作所、町工場がインテリア販売で10億円

友安製作所、町工場がインテリア販売で10億円

友安製作所
友安啓則 専務取締役兼COO
1200号 (2016/01/12発行) 9面
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友安製作所 友安啓則専務取締役兼COO

友安製作所 友安啓則専務取締役兼COO

おしゃれで安く、エンドから支持

 オリジナルの『見せる』カーテンレールに、貼って剥がせるウォールステッカー。友安製作所(大阪府八尾市)では、他ではあまり見られないおしゃれなインテリアアイテムをWEB中心に販売する。ただ、価格は割安。そんな製品が支持を集め、年商はこの数年で倍増し、約10億円に拡大した。カーテンフックの町工場の同社がいかにして変革したのか。仕掛け人である同社の友安啓則専務取締役兼COOに話を聞いた。

アメリカの生活が原点

――元々、友安専務は学生時代から長くアメリカにいたそうですね。その経験が事業に関係しているのでしょうか。

 アメリカでは、自分の人生を語る上で、家は絶対に欠かせないんです。リビングには友達や幼少期の写真などがたくさん飾ってあり、月1、2回はどの家庭でもホームパーティをします。家がライフスタイルの中心であり、そういったところで自分を表現するわけです。逆に日本では、機能性を追求し、全部隠しますよね。

――そうした傾向がありますね。

 それってもったいない。弊社ではインテリア商材として最初にカーテンレールを始めたのですが、その時カーテンレールが全部一緒に見えたんです。当時の日本では、どれだけ滑りが良いとか、音が小さいとか機能性を追求していた。そこで見せるカーテンレールを作りました。ただ普及するには安価がキーワードになるのでそこにはこだわりました。

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