山商リフォームサービス 山﨑晶弘社長
チラシやイベントでの集客から、7年前にネットにシフトし、売り上げを伸ばしてきた山商リフォームサービス(東京都足立区)。現在の売上高は30億円を超え、2020年には100億円を計画している。山﨑晶弘社長に、100億円達成のための戦略を聞いた。
生産性向上へ体制刷新
――新規事業や新規出店はせず、現在のおよそ3倍強の100億円に向けて動きだされました。達成に向けた戦略は固まったのでしょうか。
まず「お施主さんの立場に立ちきる力」をキャッチコピーとして打ち出しました。そのためには人が必要です。当社はこれまで、営業から積算、施工管理までを一人のスタッフが一気通貫で担当していましたが、これらをすべてこなせる人材はそう簡単に集まりません。案件数に対して人手が足りないことが大きな課題の一つでした。また、経験の浅いスタッフに高額案件を任せてしまったことでクレームにつながり、その対応で新規案件への着手が遅れるなどの問題も発生しました。
新規事業、新規出店をせず100億円を目指すのですが、そのためには、労働生産性を上げるしかない。そこで、チーム制を導入し、能力の高い人材には、その人にしかできない仕事のみを任せ、より多くの案件に着手できる体制をつくっていきます。

最新記事
この記事を読んでいる方は、こんな記事を読んでいます。
- 1656号(2025/07/14発行)11面
- 1655号(2025/07/07発行)19面
- 1655号(2025/07/07発行)16面
- 1655号(2025/07/07発行)17面
- 1653号(2025/06/16発行)12面