大建工業 住空間事業部 三重工場
内装開発課リーダー 渥美匡喜(まさき)さん
――新発売の「吸着フローリング」は、省施工を実現したリフォーム専用の床材だそうですね。
床のリフォームには、今あるものを取り壊して新しい床を設置する本格的なリフォームと、既存の床に上貼りする簡易リフォームの2種類に大きく分けられると思います。本格リフォームの場合、解体や廃材処理が発生するので費用が膨らみ、工期も長くなるので、やりたいけれどあきらめているお施主さんが多いのでは、と感じていました。それなら簡単に床をきれいにできて、床専門の職人さんでなくても施工できるリフォーム商材をつくりたい、と考えたのが開発のきっかけでした。
――省施工はリフォーム市場拡大のポイントの1つです。新商品の具体的な特徴は。
1つは、裏面の吸着加工です。この吸着フローリングには実(さね)がなく、釘や接着剤を使わずに既存の床の上から貼ることができます。フロア基材の裏が吸着面になっていて、裏面の透明フィルムを剥がして上から手で押さえるだけで、吸着面が下地に固定されるため、施工が簡単です。

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