ミヤケン 宮嶋祐介社長
「変わらない低利益体質」「若手職人の不足」―――厳しい環境の中、今後塗装事業者はどのような選択をするべきか。自ら売上高9億円の塗装会社を運営し、施工塗装グループ日本塗装名人社の役員も務めるミヤケン(群馬県前橋市)の宮嶋祐介社長に話を聞いた。
ほとんどが1億円以下
――塗装業界も新たな戦略に打ってでる事業者と、従来型の2極化が進んでいると感じます。
実際、格差がでてきています。約100社が加盟する日本塗装名人社でも2億円以上が3%ほど、1億円以上でも20%しかいません。ほとんどが会社組織にできてないということです。これは元々下請けという点が大きく、組織のマネジメントになっていない。例えば1億5000万円の売り上げだと社長は1200万~1500万円の報酬をもらい、経常利益は2~3%。そんな世界です。

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