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日本中央研究所、特殊セラミックで高遮熱効果

日本中央研究所、特殊セラミックで高遮熱効果

日本中央研究所
間中恭弘社長
1236号 (2016/10/11発行) 16面
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日本中央研究所 間中恭弘社長日本中央研究所 間中恭弘社長

 塗料メーカーの日本中央研究所(東京都港区)が製造販売する、特殊セラミックを使用した冷めやすい塗料「アドグリーンコート」が、高い遮熱効果で注目を集めている。日産自動車と共同で行った実証実験では、建物の外装に同塗料を塗布したところ、6月時で外気温に比べて室内温度マイナス6.38度を記録。間中恭弘社長に、遮熱塗料の今後のマーケット動向と展望について聞いた。

最も高い省エネ効果

――日産自動車との実証実験では、アドグリーンコートの高い遮熱効果が確認されたそうですね。具体的に、どのような実験を行ったのでしょうか。

 まず1立米のボックスを作り、そこにアドグリーンコートを含む5種類の遮熱塗料を塗布して、それぞれの遮熱性能を調べました。比較したのは、JIS規格を取得している他社の遮熱塗料です。その後、効果の高かった遮熱塗料とアドグリーンコートを、日産のブラジル工場にある、並行して並ぶ同じ建物の外装に塗り、塗っていない場所との室内温度の差などを計測しました。アドグリーンコートはここで、最も高い省エネ効果、43%を記録。そして神奈川県座間市で、建物の高さ4段階ごとに温度計を設置して同様の実験を実施。外気温の高かった3日間を抜粋して平均化した6月のデータでは、外気温に比べて室内温度マイナス6.38度を記録しました。

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