平田タイル 徳田祥恭社長
平田タイル(大阪府大阪市)のタイル事業が好調だ。市場全体がシュリンクする中、店舗や住宅にデザイン性を求めるニーズをつかみ、売上を拡大している。「本物指向」の中高級ゾーンを狙う戦略について、徳田祥恭社長に聞いた。
デザインタイル需要増
――今期、108%の売上増を達成しています。タイル業界にはいま、どんな風が吹いているのでしょうか。
業界全体は縮小傾向にあります。特にビルの外装タイル需要は激減し、すでに底を打った感があります。
その反面増えているのが、内装のデザイン系タイル需要。店舗や商業施設での採用が増加しています。2015年の売上高219億円のうち、4割をタイル事業が占めていますが、2ケタ成長の勢いにあるのも、こうした背景があるからでしょう。
――まだまだタイルには可能性があるというわけですね。

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