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《人気プランナーの仕事術》パナソニックエイジフリー、尊厳を守る介護リフォーム

1352号 (2019/03/11発行) 19面
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できない悔しさをできる喜びに

 パナソニックエイジフリー(大阪府門真市)で、2000件以上の介護リフォームを手がけてきた佐々木聡子氏。特に印象に残っている事例とプランナーとしての醍醐味を聞いた。

パナソニックエイジフリー 住環境ソリューション部 西部リフォーム課 住環境プランナー 佐々木聡子 氏住環境ソリューション部 西部リフォーム課 住環境プランナー
佐々木聡子 氏

「一人でトイレ」の依頼

 依頼主のMさんは50代の女性。若くして病気を発症し、加齢に伴い筋力が衰え歩行ができなくなった。車椅子の生活になりトイレに一人で行けなくなったが、もう一度自分でトイレに行けるようにしてほしいという依頼だった。

 夫が他界してからは一軒家からマンションに引っ越し、息子は就職で離れて暮らしていた。マンションで一人でトイレに行くことができるプランを考えたが、マンションの水まわりの段差を解消することは困難で、部屋にポータブルトイレを置くしかないという結論に。しかし、それではヘルパーの力を借りる必要があり、Mさんはひどく落ち込んでしまったという。

 佐々木氏は「トイレに一人で行けなくなった、となったとき介助をつければいいと介護業界では考えがち。しかし、Mさんは50代とまだお若く、誰かにトイレを介助してもらうことには恥ずかしさがあります。一日の中で何度も行くところだけど、一番見せたくないところ。一人で行けることはその人の尊厳でもあります」と語る。

パナソニックエイジフリー 車椅子で1人で行けるトイレにリフォームした車椅子で1人で行けるトイレにリフォームした

※リフォームセールスマガジン1月号に詳細記事掲載

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