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着工までに関係者の意識を統一し、工期ず...

着工までに関係者の意識を統一し、工期ずれを防ぐ工程表の一工夫

リフォマガ2025年8月(リフォーム産業新聞8/11号)
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段取りのセオリー(バナー)

地場密着の工務店として、創業68年を迎えるワカバヤシ(神奈川県横浜市)。リフォーム事業のリ・ライフ部天王町支店の池上豊さんは、経験者として昨年入社し、初年度で年間売上高1億円を達成した。その背景には、関係者同士の齟齬を防ぐ、着工前の綿密な準備があった。

話を聞いたのは...

ワカバヤシ(神奈川県横浜市)

創業86年。地域の工務店として創業し、現在は新築・リフォームと住宅事業を総合的に手掛ける。リフォーム事業のリ・ライフ部の年間売上高は5億4600万円で、受注件数は602件。リライフ部の従業員は11名。

ワカバヤシ 池上豊さんリ・ライフ部 天王町支店 池上豊さん

新卒でハウスメーカーに入社し、新築の現場監督を約5年、その後別企業でリフォームやメンテナンス事業に10年従事。ワカバヤシには入社2年目ながら、初年度で年間売上高1億円を達成。二級建築士。

セオリー1
図面・仕様書の準備

発注用・施主用の2種用意

基本的に、全ての図面、仕様書を施主・職人全員に共有する。「関係者全員の思い描く仕上がり=共通ゴール」になるべく相違がないよう、写真や図を多用した資料を準備する。

職人には、自分が関係しなくても、全体を把握することで、工事のゴールを全員に周知する狙いがある。図面をみて専門的な視点でアドバイスをくれることも。

ワカバヤシ 図面の準備

廊下にコンセントがない現場で、電気工事屋さんが図面を見て「廊下にもあった方がいいんじゃない?」とアドバイスをくれたことがあります。着工前に分かっていれば、準備も早くできるためよりスムーズに進行できます。


施主にはカットサンプルも渡すが、建材数が多いとどれがどこのものか分からなくなる。
また、品番だけではどの商品か分からない。
そのため、仕様書のなかに写真を貼りつける気配りを加えている。

ワカバヤシ 仕様書は2パターン用意する

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