日々時間に追われるリーダーたちに聞く、成果につながる有効的な時間の使い方。
なごみ工房(千葉県佐倉市)
創業86年。地域の工務店として創業し、現在は新築・リフォームと住宅事業を総合的に手掛ける。リフォーム事業のリ・ライフ部の年間売上高は5億4600万円で、受注件数は602件。リライフ部の従業員は11名。
主宰 栗山映子さん
30年以上、関東のリフォーム会社でプランナー業務に従事。2012年より「なごみ工房」主宰。住宅リフォームのプランニングやインテリアコーディネートを手掛ける。一級建築士、インテリアコーディネーター、パース検定1級。2人の息子の母。
なごみ工房は、ほぼ全ての業務を主宰の栗山映子さん1人で担う。元請け業務の設計提案・現場管理などのほかに、ハウスメーカーの営業支援として、営業提案サポートなどの仕事もあり、常時7〜8件の現場を並行して進めなければならない。
そんな忙しい毎日でも、栗山さんは基本的には業務時間内に仕事を終わらせ、趣味のヨガやピアノを楽しむ時間をつくっている。そこには、無駄な時間をつくらないため、メリハリをつけて働くテクニックが隠されていた。
集中したい作業は午前中にやるべし!
作業日は、午前と午後で仕事の内容を分けるのが栗山さん流。プランや図面作成など、頭を使う作業は午前中に、サンプルの取り寄せなど比較的ゆるやかな仕事は午後にして、作業効率をあげている。
「夕方は疲れて集中力が落ちるので、集中したい仕事はなるべく午前中に終わらせます」
さらに、午前を1部、2部と分けて考える。8時半〜10時が1部、10時〜12時が2部。区切りをつけると「ここまでにやろう」と目安ができ、だらだらと無駄に仕事を長引かせることがなくなる。
終わりを決めて集中力アップ
ヨガとピアノが趣味の栗山さんは、仕事とプライベートの区切りもポイントの1つだという。夕方に予定を入れて、仕事の時間をあえて限定することで、集中力を保ち質のよい働き方ができるのだ。
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