内窓(二重窓)設置
内窓(二重窓)は既存の窓の室内側にもう一枚設置する窓のことです。2枚の窓の間に空気層ができるため、断熱効果があります。冬場に室内外の気温差で生じる結露対策としても有効な方法です。ガラスはシングルガラスのほかに複層ガラスやLow-Eガラス、合わせガラスなど、条件に合わせて選ぶことができます。
★1 サッシ枠の寸法
サッシ枠は縦横それぞれ3カ所測り、最小値を記録します。クレセントの位置も測ります。またなかざん中桟(ガラスを上下に分ける帯)がある場合はその位置も測ります。
★2 窓枠の奥行き
サッシ部品の中で一番出ている箇所から窓枠の先端までの寸法(有効寸法)を左右と天地で採寸します。小さい直角スケールがあると便利。必要有効寸法は、引き違いの内窓は70㎜、開き窓とFIX窓を入れる場合は55mmです。
★3 見落としがちな突起物
引き違い窓の場合、クレセントは水平位置に回して出を確認します。サッシの框の出が最も出ていることもあります。
★4 窓枠の有効寸法が少ない場合
有効寸法が規定の寸法に満たない場合は窓枠の先端にオプションで「ふかし枠」を取り付けますので、壁からの枠の出が大きくなります。
(1) 主な内窓の種類
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引き違い | FIX | 内開き |
引き違いの内窓には障子が2枚建てのほかに3枚建て、4枚建てもあります。 | はめ殺し窓ともいい開閉できません。既存のFIX窓が換気窓付きの場合はFIXの内窓を入れることで換気窓が使えなくなります。 | 既存窓が手前に開閉しないタイプの縦長窓に使えます。既存窓を開閉するハンドルの出が大きいときはふかし枠の出が大きくなることに注意が必要です。 |
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