小さな悩みごとにも寄り添う地域密着のサービスが支持され、OB客が8割以上というハイブリッドホーム(東京都千代田区)。同社では、チェックリストや工程表を活用し、着工までの準備にも、施主の不安を取り除くための工夫を随所に施している。ポイントはゆとりがあること、工事の情報が分かりやすく明記されていることだ。
ハイブリッドホーム(東京都千代田区)
2004年創業、地域密着の総合リフォーム会社。小さな悩みごとにも手厚くフォローするため、OB客は8割以上とリピートを多く獲得できている。年間売上高は約7億円、受注件数は1440件。営業所は2店舗。
取締役建設統括部長
町田店 店長 西田 功さん
リフォーム営業歴30年以上。ハイブリッドホームの立ち上げから携わる。二級建築士、インテリアコーディネーター、第二種電気工事士。
セオリー1 チェックリスト
業務を視覚化
同社の西田功さんは、「予算組み、設備の納期確認、業者の日程調整、と下準備をしてから工程を組み、発注をする工事段取りの前に、工事内容を正しく理解することが重要だ」と話す。何のための工事か、どこまでが工事範囲か、といったことを考えておかないと、誤った理解や思い込みが発生し、抜け漏れや発注間違いにつながるからだ。そのためチェックリストを用い
ることで、事前にやるべきことを視覚化し、準備に不備がないようにしている。「必要内容を見返すことで、工事への理解が深まります」(西田さん)。
ポイントは 「内容を正しく伝えるための準備」
チェックリストは元々、営業と設計が分離担当の際に、引き継ぎ用に作成した。発注書だけのやりとりでは引き継ぎの際に発生しがちな伝達ミスを防ぐのが狙いだ。
例えば外壁塗装リフォームで、色分けをする場合。「発注書」に品番は明示されていても、どの面のどの場所で分けたいか、相手に正しく伝わらないと間違いが起こる。
チェックリストがあることで「『平面図』だけでなく『立面図』も必要なのでは?「この資料は必要か?」と立ち返るきっかけにもなる。
「営業による一気通貫でも、考え方は同じですね。指示が正しく伝わるものになっているか、という視点で資料を用意することが重要です」(西田さん)。
