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失敗しないリフォームの段取り複数のチェ...

失敗しないリフォームの段取り 複数のチェックタイミングがミスを防ぐセーフティネット

リフォマガ2025年8月(リフォーム産業新聞8/25号)
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段取りのセオリー(バナー)

長野県飯田市の地域密着リフォーム専門店、住まいる工房。同社が大型リノベーションの現場でもスムーズな進行ができているのは、トラブルを未然に防ぐために複数の施策を講じているからだ。施策の1つ、チェックリストをつくったというのが専務執行役員の丹羽貞之さんだ。小さい締切を設定する「3段階チェック」と、「施工検討チェックリスト」を活用しているという。

話を聞いたのは...

住まいる工房(長野県飯田市)

地域密着のリフォーム専門店。従業員数は専属大工を含む14名。年間売上高は3億3000万円。近年はホームページ改修やリブランディングで大型リノベーションが好調で、受注件数は3年前の年4件から10件へと倍増している。

専務執行役員 兼 リフォーム部長
丹羽貞之さん

住まいる工房 丹羽貞之さん大学では建築学を専攻し、ゼネコンに就職。その後、太陽光発電関連の業務に約14年従事し、住まいる工房に入社。入社8年目。現在は主にリノベーションの現場の統括管理を担う。

セオリー1 3段階チェック
いつまでに、どこまでできていればいい?

「着工日」だけを締め切りとしていると、最後に間に合わせることだけに意識がいきがち。すると、進行が遅れていても気付くのが遅れたり、締め切り間際で慌ただしくなったりする。どの時点で何を終えるべきかが不明確なために、進行管理が難しくなるのだ。

そこで、着工日までの間に、小さい締め切りをいくつか設定しているのが、3段階チェックだ。途中の進行状況が分かるため、ミスや遅れがあっても早いタイミングで対処できる。

ミスを防ぐ3段階チェック

第1段階
契約~
第2段階
施工検討会※1
第3段階
現場打ち合わせ

着工までおよそ 1カ月前 2~3週間 1週間前
主な目的 施工検討会(引き継ぎ)のための準備 工事内容の確認 現場状況と計画の最終照会
主な業務内容※2 図面準備、工程表作成 など 部位別納まりの確認、仕様確認リスト、確認 など 業者へ内容共有、現場状況の確認 など

※1 現在は施工検討会を実施しておらず、営業から工務への引き継ぐタイミングでチェック
※2 具体的なチェック項目は「施工検討チェックリスト」を参照

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