「顧客満足度」はリフォーム会社を評価する指標の1つ。満足度が高ければ、リピート受注や紹介につながり会社にとっても嬉しい状態。一方、低ければ次の依頼は見込めず、よくない評判につながってしまう。
では、顧客満足度の高い会社や営業は、どういった工夫で信頼関係を築いているのだろうか?「頼んでよかった」を引き出すための、顧客フォローの手法を聞いた。
話を聞いたのは...
ミライフ(東京都品川区)

総合エネルギー小売会社であるシナネンホールディングス(同区)の子会社。主な事業はガス・電気などのエネルギー販売、住宅リフォーム、ハウスクリーニングなどBtoC事業を展開。33拠点のうち、4店舗はリフォームショールームを併設している。リフォーム事業の売上高は約30億円。
越谷ショールーム店 中村太一さん
2019年にオープンした越谷SRは、水回り商品を中心に展示。ガラス張りの店舗で、通りがかりに気にかけてもらえるよう、道路向きにもキッチンやトイレなどの商品を配置している。SRの一番の強みは、複数メーカーの商品を比較できること。キッチン、トイレ、バスなど、全部で10メーカーの商品が立ち並ぶ。
「これ、と商品を決めている方でも『ここがこうだったらいいのにな』とこぼされることがあるので、すかさず『それ、このメーカーならできますよ』と提案しています」(中村さん)
「これ、と商品を決めている方でも『ここがこうだったらいいのにな』とこぼされることがあるので、すかさず『それ、このメーカーならできますよ』と提案しています」(中村さん)
過去のミスと似た現場
次は満足勝ち取る
誠実さを重視した接客で、顧客の信頼を勝ち取っているのが、入社6年目の中村太一さんだ。他店舗でオープニングスタッフを経験し、2025年4月に越谷SR店に配属された。そこから1年経たないうちに、年間約6000万円を売り上げ、リピーターや紹介も着実に受注している期待の中堅である。
それでも、入社1年目には「大きな迷惑をかけてしまった」という中村さん。今でもよく覚えているのが、和室を洋室にするリフォームだ。下がり壁と間仕切り壁を撤去し、2部屋をつなげたいという要望だった。
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