「営業だけのお客様じゃない、会社全体のお客様」だから 営業・設計・施工 チーム制でサービスの質向上
営業担当だけのお客様じゃない
「全員で満足させよう」
頸城建工の特徴の1つが、チーム制だ。1つの案件に対し、営業・設計・施工とそれぞれ担当が集まり、チームで応対する。このスタイルにより、サービス一つひとつの質が向上し、顧客満足度を高めている。
頸城建工(新潟県上越市)
土木事業とリフォーム事業の2本柱。リフォーム事業は「住まいのリフォーム専門店アクト」の屋号で県内に6店舗を構え、年間売上高は23.5億円、受注件数は1292件。「人自体が商品」と考える同社では、社員のスペシャリスト化に尽力。各人の得意分野を伸ばし、チームとしての総合力を上げることで顧客が喜ぶサービスを実現している。
約20年前までは、一気通貫スタイルだった。しかし、得意不得意は誰にでもあり、苦手分野には時間がかかってしまう。担当が不在のときに問い合わせにすぐ対応できず、故に休みがとりにくいといった課題を抱えていた。
そこで、デザイン力があるなら設計担当として、提案力なら営業として案件に携わる専門特化のチーム体制に変えた。得意な分野を担当するスペシャリストを育成する方針だ。全員が一番能力を発揮できるところを担当し、お客様へ最大限よいサービスを追求するためだ。建築士やインテリアコーディネーターの資格取得者も多い。
「どういう方か判断して、誰が担当するのがベストか社内で議論して決めます。お客様の書く字や、アンケートの書き込み量なども担当を決める判断基準。途中で担当を変えることもあります」と中嶋麻菜さんは話す。
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