栃木県の丸和住宅(栃木県栃木市)は昨年10月、LIXILのFC「LIXILリフォームショップ」に加盟した。年商約40億円、年間130~150棟の新築住宅を販売する会社がなぜ加盟したのか。大森克則社長に話を聞いた。
イオンのリフォーム拠点
同社は1975年に設立。栃木市で40年以上展開し、累計4000棟以上の住宅を提供してきた。リフォーム事業を本格化したのは、今から約5年前。本社の隣にあるイオン2階に出店する際、新体制を構築し、今ではリフォームで年間3億円強を売り上げる。
ただ、2020年に向けてリフォームで6億円の売り上げを目指す中、事業強化の一環で、ショップへの加盟を決めた。
「加盟した理由の1つは、新築住宅しかやり方が分からないところを補うためです」(大森社長)
リフォームは、業務の流れが新築と異なるため、LIXILの「L-BROS(エルブロス)」と呼ばれる顧客情報、建物、工事などを一元管理するシステムを導入。これにより、例えば外構工事の見積もりなどは「以前ではその都度物件情報を確認して、見積もりしていましたが、顧客・建物情報を取り出してからスムーズに部位ごとの見積もりを行うことで、小型〜中型物件の見積もりスピードが4倍になり、効率が増しました」と話す。大型工事についても、今後L-BROSを導入・活用推進することで、提案力を向上していく考えだ。

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