建設業で活躍する女性を増やそう―――。国土交通省は6月20日、都内にて「建設産業女性活躍推進会議」を開催した。会議では実際にを積極的に雇用している建設事業者が出席し、取り組みについて披露した。
建設業界で活躍する女性が数多く参加した
3Kは改善可能
由井電気工業(東京都渋谷区)の由井健太郎社長は女性が働きやすい環境づくりと、積極的に女性を雇用し続けてきたことで、売上高が以前に比べて2倍に伸びたと報告した。7年前の売り上げは約7億円だったが、直近では年商が14億円となっている。
同社は、「きつい」「汚い」「危険」のいわゆる3Kの「汚い」は努力次第で解決できる、として改善に取り組んだ。具体的には、女性から出された、人気テーマパークのようにしたいという要望通り、内装やインテリアを一新し、女性だけが働くフロアが完成した。さらにしーんと静まりかえっている空間よりは音楽がかかっていた方がいいということで有線放送も流すようにした。さらにおしゃべりできるようにフリードリンクの場も作った。また、「作業着がださい」という意見を取り入れ、「BEAMS」「SHIPS」などのデザイナーに依頼して作業着を作ってもらったりもした。「どんなに採用活動をしても入社しては辞めてしまっては意味がない。定着してもらうためにこのような『見た目』の改善をしてきました」(由井社長)
ます。

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