- サーモカメラを使った雨漏り診断指導をする赤外線技術向上協会
- 戸建て300件、大型施設100件の調査実績を元に解析手法を提供
- 依頼者からのリピートや依頼を生むことにもつながる
400件の事例を生かす
雨漏りの原因究明の技術指導を行うのが赤外線技術向上協会(東京都足立区)だ。9月に立ち上がった同団体は、赤外線サーモカメラで診断、発見するための手法の講習はもとより、会員が収益化するための営業の指導も行う。
丸が付いた部分が青く線状になっており、雨漏りが発生していることが分かる(左)
赤外線カメラで検査する前の建物(右)
協会が現場を分析
同団体は、建物への水の侵入経路を特定する診断方法を技術的に指導する。そこで用いるツールが赤外線サーモカメラだ。建物を様々な角度から撮影し、表示される画像の温度差から雨漏りの侵入経路を特定する。
「赤外線サーモカメラを用いて雨漏り診断をしている企業や団体はこれまでもありましたが、実は使い方には技術が必要です。なぜなら、調査する温度幅の設定によっては雨漏りが見えなかったり、雨漏りでないものが雨漏りのように見えたりもするからです」(小渕直一理事長)

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