・既存住宅流通活性化に向けたシンポジウムが、国交省によって開催
・維持管理を適正に行った物件への認定制度で、リフォーム意欲喚起
・こうした団体に補助金を出し、中古住宅市場規倍増計画を進める
買取保証や5年ごとの資産価値評価も
既存住宅の流通を活性化させようと全国各地で新しい取り組みが急増している。国土交通省は2月13日、「住宅ストック維持・向上促進事業に関するシンポジウム」を開催。各団体が高性能リフォーム住宅に認定マークを与えたり、買い取り保証を行うなど、ユニークなアイデアが披露された。
←「伊賀優良住宅」のロゴ
三重県の名張中古住宅流通促進協議会は、長期優良住宅レベルに性能向上リフォームをした中古住宅を「伊賀優良住宅」として認定している。ロゴマークも販売活動に使える。「品質の高い中古住宅であると消費者が一目で分かるようにするのが狙い」(森孝司会長)
さらに買い取り保証サービスが付く。この住宅を売却する際に伊賀南部不動産事業共同組合が一定の価格で買い取る。日本不動産鑑定士協会連合会の基準で価格を査定し、その7割で買い取る。「高性能」を見える化し、売るときに買い取り保証を付けることで中古住宅を買いたい人を増やす。
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