大手ハウスメーカーの既存住宅「スムストック」の売れ行きが鈍化している。優良ストック住宅推進協議会(東京都千代田区)はハウスメーカー10社が参加する団体で、一定の品質を持つ中古住宅の仲介を促進する団体。対象となる物件「スムストック」の成約件数は2008年のスタートから右肩上がりで増加し、18年度には累計成約件数は1万件を突破したが、直近では年間成約数が前年比わずか1件増の1741件にとどまっている。
スムストック年度別成約数
同団体は、加盟する大手ハウスメーカーが建てた家で、一定の性能があり、かつ、住宅履歴や建築後50年以上にわたるメンテナンス計画がある物件を「スムストック」として認定。それらを各社の不動産部門で適正な価格での流通させ、ハウスメーカーの既存住宅流通促進に取り組んでいる。成約件数は2008年度の50件から、13年度には764件、17年度には1740件と順調に推移してきたものの、直近の18年度は1741件と横ばいだった。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1643号(2025/04/07発行)2面
-
WEB限定記事(2025/04/01更新)
-
1642号(2025/03/24発行)9面
-
1642号(2025/03/24発行)4面
-
1642号(2025/03/24発行)9面