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大阪府住宅供給公社、街の発展促す団地リフォーム

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家族向け、ルームシェアも用意

 大阪府住宅供給公社(大阪市)が手掛けた公社所有団地のリノベーションが注目を浴びている。2戸をまとめて1戸にする「ニコイチ」、45平米の部屋をリノベーションする「リノベ45」による2プラン、計5戸のリノベだ。今回ニコイチを2住戸で実施し、そのうち1戸がルームシェアという新提案。事業費1295万円(税抜き)の大型事業だ。

ニコイチ
みんなが集まる小上がりのある家

大阪府住宅供給公社 柱の中に窓を取りつけ、陽の光が入るようになった柱の中に窓を取りつけ、陽の光が入るようになった

大阪府住宅供給公社 壁構造なので構造はいじらず、白く塗装した程度に抑えた左:壁構造なので構造はいじらず、白く塗装した程度に抑えた
右:みんなが集まる小上がりのある家」で導入した杉でできた小上がり

府産材を全部屋に使用

 今回リノベーションしたのは、築50年近い堺市内の茶山台団地。同社は、2015年から集会所に本棚を作って本を共有する「としょかん」や、団地1階を総菜屋「やまわけキッチン」にリノベーションするなど、次々と取り組みを行っている。

 今回のリノベーションの最大の特徴は、ニコイチ住戸の新提案と府産材を使用したこと。

 2戸を1戸とするニコイチは、今回2住戸誕生した。1つめの「みんなが集まる小上がりのある家」は、同社初の1階でのニコイチ。91.7平米になった住戸は、入って左側が土間になっており、自転車やベビーカーを置ける十分なスペースを確保。床は杉材で小上がりとし、子供の遊び場から食堂までつながっている。

 水まわりは一新し、LIXIL製で統一。浴室は隣の部屋へ移し、ユニットバスを採用した。一方の部屋は3つの居室で、床はPタイルで壁面を白く塗った。

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