「建設キャリアアップシステム(CCUS)」の登録者数が、全職人のおよそ3分の1にあたる90万人を突破した。職人の施工実績や資格などを可視化する仕組みで、住宅改修を含む全工事が対象となる。大手ゼネコンが先行しているが、今後、リフォーム業界でも普及が加速するとみられる。
目次
職人の技能、見える化進む
建設就業者3割減、20代たった1割
官民一体で建設業の衰退阻止せよ
職人の技能、見える化進む
事業者登録は2割
「手続きが面倒で、メリットがわからない」、「建設業の未来のためには欠かせない」。国が促進する「建設キャリアアップシステム(CCUS)」が建設業界で賛否の渦を巻き起こしている。一方、国は2023年度からの原則化を掲げており、1年前の12万社から現在は18万社に伸びるなど急速に普及が進む。
CCUSは建設技能者が持つ資格や現場での就業履歴を登録、蓄積することで、技能や経験が客観的に評価され、適切な処遇につなげるという仕組みのこと。平たくいえば、これまで不透明だった職人の技術力や実績を見える化するというものだ。
この記事の関連キーワード : CCUS FIRST JBN・全国工務店協会 トップニュース 井上技研 国交省 国土交通省 帝国データバンク 建設キャリアアップシステム 新庄砕石工業所 日本塗装工業会 自民党

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
2025/06/20掲載
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1652号(2025/06/09発行)4面