国は2024年度も窓リフォームの補助事業を拡大させる方針を打ち出した。1484億円を投じ、既存住宅の高断熱窓への改修や省エネ給湯器購入の支援を促す。
窓については、2024年度は前年度の2倍にあたる40万戸超の予算措置となることを明言。また、高効率給湯器の購入は30万戸超の改修ニーズに対応できるよう、措置する。さらに住宅のエネルギー量をおおむねゼロ以下にする改修も促す。
なお、経済産業省の要求総額は2兆4615億円で、GX(グリーン・トランスフォーメーション)推進対策費としては23年度予算を8000億円近く上回る。
岸田文雄首相は8月23日に開催した第7回GX実行会議で次のように唱えた。「国民それぞれが脱炭素に貢献し、しかも、家計の負担減につながる、住宅の断熱や、ヒートポンプ、電動車の導入拡大など、くらし関連部門のGXに思い切った支援策を、速やかに具体化いたします」
断熱改修の推進について言及する岸田文雄首相(写真は首相官邸ホームページより)

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)19面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
2025/06/20掲載
-
1653号(2025/06/16発行)3面
-
1653号(2025/06/16発行)3面