環境省による「先進的窓リノベ2025事業」の普及促進に向けたオンラインセミナーが開催され、戸建て・集合住宅の個人所有者を対象に、断熱窓の有効性が語られた。専門家は「効果を目に見えるかたちで伝えること」が普及の鍵だと強調した。
東京科学大学助教の海塩渉氏は、全体の断熱リノベには350万〜400万円かかる一方、窓だけのリノベでも効果は大きく、費用も抑えられると経済的メリットを紹介。また、住環境の質が高血圧や循環器疾患などに影響する可能性を指摘し、「生活環境病」という概念を提唱。住まいの快適性と健康の関係を重視すべきと訴えた。
パネルディスカッションの様子。東京科学大学助教の海塩渉氏(左下)、パッシブハウス・ジャパン代表の森みわ氏(右下)、内山硝子の内山準也社長(右上)
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