多能工職人育成学校を運営するJapan MultiーCrafter Academy(千葉県香取市)は9月、東京都千代田区の丸ビルで「住宅リフォーム職人集団づくり戦略 全国工務店・リフォーム会社向けセミナー」を開催。新築住宅会社、リフォーム会社、メーカーなど17人が参加した。
リフォーム会社など17名が参加
初めに、同法人を設立したハウジング重兵衛(千葉県成田市)の菅谷重貴社長が「大工は約40年前の93万人から、今は30万人を切るところまで減少。今後10年で15万人を切ると言われています。まだ危機感がないかもしれませんが、セミナーを通して、職人を育てる必要性を理解する人が増えてくれることを願っています」と挨拶。自社職人の採用や、多能工の育成方法について、事例を交えて紹介した。
次に、同法人の福地俊之助理事長が「職人集団づくりのための仕組みづくり」と題して、職人集団づくりでは採用、育成、評価制度、マネジメント人員の4つのポイントが大切だと講演した。育成について福地理事長は「職人として技術や経験は必須ですが、それよりもマインド。仕事や仲間が好きでお客様思いなど、人間力が重要です。皆様に愛される職人を目指してほしい」とマインドの重要性を語った。
最後に、船井総合研究所(東京都中央区)の南原繁氏が「リフォーム勝ち残り策から見た職人集団づくり戦略」をテーマに特別講演を行った。
次回のセミナーは11月13日に「職人集団づくり戦略を徹底解剖!ハウジング重兵衛企業視察ツアー」を開催する。
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