3月31日に交付申請の受付が始まった「住宅省エネ2025キャンペーン」(国交省・環境省・経産省)は、開始から1カ月が経過した。6月時点で最も動きが活発なのは、経産省による「給湯省エネ2025事業」で、予算消化率は25%に達した。
同事業は、エコキュートやハイブリッド給湯機、エネファームといった高効率給湯器の新設に補助を出す制度で、予算は580億円と前回と同規模。補助金は基本額が2万円減額されたが、高性能機器については前年並みの金額が維持されている。補助の重点を高性能機器に置いた設計が奏功し、順調な申請ペースとなっている。あわせて、古い電気蓄熱暖房機や電気温水器の撤去に対する「撤去加算」も6月9日時点で予算消化率30%と高い水準だ。前年度は途中で増額が行われたが、今年度は予算32億円を使い切っても増額は行わない方針で、早期申請が促されている。
一方、環境省の「先進的窓リノベ2025事業」は消化率9%と低調だ。国交省の「子育てグリーン住宅支援事業」も3%(リフォーム)にとどまるが、5月30日から始まった「ワンストップ申請」の効果で今後の伸びが期待される。
この記事の関連キーワード : エコキュート ハイブリッド給湯機 ワンストップ申請 住宅省エネ2025キャンペーン 国交省 子育てグリーン住宅支援事業エネファーム 環境省 経産省 給湯省エネ2025事業 補助金

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1656号(2025/07/14発行)5面
-
1656号(2025/07/14発行)3面
-
1656号(2025/07/14発行)11面
-
1655号(2025/07/07発行)4面
-
1655号(2025/07/07発行)2面