米、最新キッチンは「美」「機能」を追求《キッチン＆バス展示会「KBIS2016」》

　リモデル先進国アメリカでは今、どんなキッチンがトレンドなのか―――。1月19日、ラスベガスにてキッチン・バスの国際見本市「KBIS 2016」が開催された。イベントの主催団体であるNKBAは展示会の中で最新キッチントレンドを発表。これから流行する10のポイントを紹介する。

米国のキッチン10大トレンド2016
トレンド(1)　トランジショナルスタイル

クリーンでスッキリしたラインのキッチンが人気。
過度な装飾スタイルからの移り変わり（トランジショナル）がトレンド。

トレンド(2)　2色かそれ以上のミックス

グレー、ホワイト系の落ち着いたカラーの
2色の組み合わせや2つの柄の組み合わせが人気。
さらにそれ以上のカラーを使い、コントラストをはっきりさせるものも人気。

　発表は、デザイナーのトークセッションという形で行われた。MCは、ニューヨークで活躍中のデザイナー、ドゥリュー・マグキン氏。

　まず話題になったのはトランジショナル（移り変わり）。これが今年最も重要なトレンドだという。マグキン氏は「細い、シンプルな線のデザインが主流」と指摘。米国のキッチンはかつて装飾性の強いことが特徴だったが、影が薄くなってきている。色はホワイトやグレー系が人気。ベージュも飽きない色で「タイムレス（時代を超越）」な雰囲気に仕上げると評判だ。

　また、ツートンカラーもトレンド。これは例えばカウンタートップのカラーや柄を一つに絞るのではなく、2色、あるいは2種の柄を組み合わせるというものだ。