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大手家電量販店のエディオン(大阪府大阪市)は3月1日、外壁塗装やリフォームを手掛ける麻布(愛知県春日井市)の全株式を取得し子会社化した。同社の営業力や施工力を生かし、塗装事業を拡大させるのが狙いだ。
麻布は直営店での外装事業に加え、フランチャイズ事業も展開している。本拠地のある中部だけでなく、東北、関東、中国、九州まで全国38カ所の拠点を構えている。エンドユーザーだけでなく、かねてよりエディオンの下請けとしても施工を手掛けてきた。麻布のリフォーム売上高は15億円(本紙が2022年9月に実施したリフォーム売上高ランキングに基づく。直近の売上高は非公開)。一級建築塗装技能士をはじめとする塗装職人を複数人雇用している。
また、麻布の池田大平社長は、塗装職人が加盟するグループ会社・日本塗装名人社(愛知県名古屋市)の会長(3月末で退任予定)を務めるほか、塗装会社200社が加盟するボランティア団体「塗魂ペインターズ」の初代事務局長としての顔もあり、全国的な塗装会社のネットワークに強みを持っている。
エディオン(リフォーム売上高620億円)はリフォーム事業を家電に次ぐ第2の事業として拡大させる意向を持っており、麻布が持つ塗装の技術、職人とのネットワーク、営業力を高く評価した。エディオンの上席執行役員である小島規和ELS統括部長は次のように話す。「当社は2018年から塗装事業を本格化させてまいりました。麻布の池田(大平)社長とは当時からの付き合いです。協力会社として施工を依頼してきたご縁もあり、今回の買収に至りました」(小島統括部長)
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