【大型リフォーム受注数ランキング2025】住友不動産は5年連続1位2位にミサワホームグループ

本紙は500万円以上のリフォームを「大型リフォーム」と定義し、その受注件数に応じて全国の事業者をランキング化した。1位は「新築そっくりさん」のブランドで知られる住友不動産ハウジング（東京都新宿区）で6364件だった。2位にはミサワホームグループ（東京都新宿区）が初のランクインを果たした。

住友不動産ハウジング（東京都新宿区）が5年連続で1位となった。受注件数は前年の6279件を上回る6364件。同社は主に戸建て木造の全面改装に強く、耐震性の向上を含んだリフォームを推進している。近年は「断熱性」向上にも注力しており、2021年には「高断熱リフォームプラン」を発売して、拡販に注力している。

2位にはミサワホームグループ（東京都新宿区）が初のランクイン。同社は一般顧客からのリフォーム受注を拡大するために積極的な設備投資を行っており、今年４月には東京・目黒に約80坪あるショールームを新設した。これまでは屋根や外壁、水回りといった部分改修が中心だったが、数年前から全面改装型リフォームを強化。同社の取締役、常務執行役員の五十嵐茂氏は「当社の強みである空間提案をアピールし、富裕層からの受注も獲得しようと考え、開設しました。大型リフォームをリフォーム受注全体の10％を占めるところまで推進していきたいですね」と語る。同社はパナソニックとトヨタ自動車の合弁会社として設立されたプライムライフテクノロジーズ（PLT・東京都港区）のグループ会社だ。