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エディオン(大阪府大阪市)は今期から大型改修および、レンジフード、玄関ドアといった小規模リフォーム事業に乗り出す。水まわり設備と太陽光、オール電化の3点だった提案領域を拡充することで、売り上げを急速に拡大させることが狙いだ。そして、今期はリフォーム事業で前年度比30%増となる450億円、さらに2年後の2015年度には1022億円の売り上げを目指す。
同社では売上計画450億円突破を目指すため今期以下の4つの戦略を進める。1つ目がリフォーム事業領域の拡大。大型のリノベーションに加え、レンジフード交換といった部材交換リフォームまで、取り扱い領域を広げる。大型リノベーションに関しては、西日本の3店舗に300~400坪の展示コーナーを設け、外壁パネルや内装建材の商品展示を開始する。一方、「ぷちDEリフォ」と名付けた部材交換リフォームは従来のリフォーム対応店舗だけではなく、320店の直営家電量販店全店で取り扱う。既にトイレとレンジフードは展開しており、7月には玄関ドアと洗面化粧台の取り扱いを始める予定だ。
2つ目が販売力の強化。従来、系統立てて行えていなかった研修を、店舗・担当者レベル、地域別のメニューで行う。そして、583万円だった、担当者1人あたりの平均月商を700万円に引き上げる考えだ。
3つ目が施工体制の強化。今期中に約120名の施工管理担当者を140名強とし、240社の施工協力業者を280~290社とする。
最後の4つ目がリフォーム導入店舗の拡大。前年度までは売り場面積が800坪以上の中規模店以上にリフォームを導入してきたが、今後は売り場面積300~500坪の小型店にも導入する。これにより2012年度137店だったリフォーム取り扱い店が2013年度は173店舗まで増加する見込みだ。
ちなみに前期の太陽光を含むリフォーム売上高は前年度比118.5%の344億円だった。大幅増収となったものの、計画値の412億円に対しては、達成率83.5%だった。
未達となった最も大きな要因は太陽光事業の伸び悩みで、188億円の計画値に対し実績は140億円と達成率は74.4%にとどまった。エディオンハウスシステムの笹沢淳取締役は「特に産業用太陽光が納品のズレで計上できなかったことが大きい」と話す。
一方、キッチン、バス、トイレ交換を行うリフォーム事業は前年度比120%の125億円と増収、オール電化事業は前年度比99%の73億円とほぼ横バイだった。

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