ホームセンター島忠、50店舗の展示商品を一新 リフォーム事業拡大に本腰

ホームセンターや家具店を運営する島忠（埼玉県さいたま市）は50店舗あるリフォーム売り場の住設機器を一新した。一部店舗では水回り製品を30台近く展示する大規模な売り場を開設。中・高級価格帯製品の販売を核としたリフォーム事業の拡大に本腰を入れる。チラシを中心に販促を仕掛け、施工を専門に手掛ける部門も創設した。

同社はニトリホールディングス（北海道札幌市）の傘下で「島忠」「ホームズ」「ニトリホームズ」の屋号でホームセンターや家具店を運営する。首都圏と関西を中心に53店舗を展開しており、前期は1192億円を売り上げた。うち約50店舗でリフォーム商材を扱っており、1年ほど前から順次、売り場のリニューアルを進めてきた。各店舗に専門の社員を配備し、パートも含めて平均3人体制で接客を行っている。

ホームズ横須賀店では、入口付近に給湯器やトイレを段ボールに入れたまま販売をしている。そのままトラックに積み上げられると、プロユーザーの評判を得ている