旭化成リフォーム(東京都新宿区・森田敏晴社長)の2013年3月期決算は、売上高が前年度比20.4%増の463億円だった。営業利益も同23.4%増の61億円となり、ともに昨年に引き続き過去最高を記録した。
ふた桁台の増収となった最も大きな要因は、OBストックからのメンテナンス工事の拡大。同社では累計約30万棟の住宅を提供してきたが、年々のストック数の増加に伴い防水・外壁塗装といったメンテナンス工事が増え、その売り上げが前年度比18.1%増の245億円だった。また、築15年超の住宅に対する増改築・内装工事提案の強化も売り上げ拡大に寄与した。
前期は初のリフォームショールームを全国3ヵ所に開設。また、総合展示場の新築モデルハウスでのイベントを全国的に展開し、最新キッチンなどの設備PRに注力した。
さらに、太陽光発電などの環境対応商品販売も伸びたことで増改築・内装設備工事が26.9%増の208億円だった。その他の売り上げが23.4%減の10億円だったが、合算すると450億円を超える売り上げとなった。
新築住宅、不動産も含めた旭化成グループ、住宅部門全体の売り上げは前年度比7.6%増の4862億円、営業利益は同17.1%増の543億円と過去最高を更新した。
今期のリフォーム売り上げ見通しは前年度比13.3%増の525億円、営業利益は同12.3%増の68億円を目指す。

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