新築やリノベーションなどを手掛ける工務店のフクヤ建設(高知県高知市)は11月26日付で、東京証券取引所が運営する国内外のプロ投資家向けの市場「東京プロマーケット」に上場した。
11月26日付で東京プロマーケットに上場した。福家淳也社長
同社はフクヤ建設および、建材卸の成商(同市)と不動産やリノベーション事業などを手掛けるライフ・カラーズ(同市)の連結子会社2社により構成される。主に建築工事事業、建材卸売事業、不動産事業、飲食・宿泊事業を展開。2024年8月期の連結売上高は23億2300万円、うちリノベーション事業は約2億7500万円を占める。経常利益は3800万円。従業員数は約70人。
上場の目的は2つある。1つ目は信用力の向上だ。それにより、優秀な新卒社員の採用をしていきたい考えを示す。2つ目は企業の継続性。上場を通して、内部統制や管理体制などを盤石とした組織作りを目指す。
今後はエリアを拡大していく。中国・四国エリアを中心に、人口30万人以上の都市に拠点を構えたい考え。自社の認知度が低いエリアへの進出において、上場企業の社会的信用力を武器とする。1年1社、工務店とのM&Aの実現を目指す。
今後について福家淳也社長は「住宅業界は右肩下がりの産業と言われていますが、まだまだチャンスのある産業だと感じています。少子高齢化や空き家対策など、建築やデザインの力で解決できる社会問題はたくさんあると思います。社会貢献できる会社を目指したい」と語る。
今期の連結売上高は32億5300万円、経常利益は9000万円を計画。今年11月に不動産課を立ち上げ、買取再販などの不動産事業を本格的に展開していく。
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