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リフォーム中古流通、促進できるか?
これまで不透明だった不動産の相場価格が、誰でも簡単に調べられる時代になりつつある。膨大な過去の取引情報をもとに相場を予測する「不動産価格相場サイト」が、2015年ごろから多数登場。各社、異なる戦略、目的で消費者に訴求を行う。同様のサイトを運営する3社に聞いた。
地図上に相場を表示するネクストの「ホームズプライスマップ」
価格透明性をPR
「相場サイトは当社のフラッグシップ的サービス。価格の透明性向上への意思を示したい」
そう語るのは、ネクスト(東京都港区)の花多山和志ユニット長。同社は不動産情報サイト「ホームズ」内で、「ホームズプライスマップ」を展開。一都三県と京阪神エリアの、25万棟224万戸の予測相場を提示している。
同社の売りは、相場の正確さ。予測相場とホームズに掲載された直近3カ月の売り出し価格を比較し、誤差が大きい場合には表示しないシステムになっている。例えば地震などにより最近不動産価格が下落してしまい、予測相場と実際の売買価格がかけ離れてしまう、といったミスを防ぐ。
今後、同サイトの情報を活用した新サービスの展開は計画しているものの、サイト単体での利益を出すことまでは予定していない。あくまで「当社は不動産価格透明化に尽力している」というPR的側面が強いサービスだ。
花多山ユニット長は、「使ってもらえれば、『こんな便利なサービスがあるんだ』と実感してもらえる。こういったサービスの浸透には、実際の自宅購入、住み替えのタイミングで利用し、便利さを知ってもらう体験が必要」と話す。
イエシルは部屋単位で情報を公開
リブセンスも開始
2015年に事業をスタートしたのが、人材サービスのリブセンス(東京都品川区)。同社は「イエシル」の名称で事業を展開。一都三県にあるマンション約27万棟の予想相場を公開している。

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