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大日本印刷、メタバースで住宅プラン体験完成イメージを簡単共有

大日本印刷、メタバースで住宅プラン体験 完成イメージを簡単共有

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大日本印刷(東京都新宿区)は、注文住宅の商談などで使う住宅用プレゼンテーションソフトのデータを最短15秒で高精細なVR(仮想現実)に変換するソフトウェア「DNPバーチャルエクスペリエンスVRプレゼンゲートウェイ」の「メタバース版」を開発、5月からサブスクリプション(定期払い)サービスとして提供を開始した。

大日本印刷 最短15秒でVR化最短15秒でVR化

同社は昨年11月、ベースとなる「VRプレゼンゲートウェイ」の提供を開始。「速い、かんたん、キレイ」をコンセプトに、住宅用プレゼンソフトのデータ容量を抑えながら高精細なVRデータに素早く変換する。変換時の細かい設定や調整は不要。事業者のショールームやモデルハウスでVR空間内を自由に動きながらの説明が可能なため、施主が納得するまで完成イメージを確認できる。

同メタバース版では、ショールームなど特定の場所からデータにアクセスする必要がなくなり、一般的なPCやタブレット、スマートフォンなどのブラウザでいつでも簡単に閲覧が可能となった。住宅会社の営業担当者と施主がVR空間に同時に入り、移動しながらのプランニングの確認や、家族だけのプラン確認ができる。 

XRコミュニケーション事業開発ユニットサービス開発部の石崎卓氏は「図面や決まった角度のパースだけでは、窓から見える目線ひとつとっても絶対に分かりません。商談の場で、体感を経た修正箇所をVRに変換してすぐに確認できるので、時短や成約率アップはもちろん、事業者のDX化にも貢献できます」と話す。

大日本印刷 XRコミュニケーション事業開発 ユニットサービス開発部 石崎卓氏XRコミュニケーション事業開発 ユニットサービス開発部 石崎卓氏

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