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- > 空間工房、定額制ホームステージング一都三県展開で需要倍増
関東1都3県で定額制ホームステージングを展開する空間工房(神奈川県川崎市)が好調だ。2023年よりサービスの提供を開始し、成約率は昨年の倍に増え、月30件を受注している。
同サービスは、賃貸アパートやマンションの空室対策に特化したホームステージング。定額制のため見積依頼や見積後の精査の手間がない点が特長だ。
ホワイトベースで爽やかさを表現した新ときわ台の案件。スムーズに案内できるよう中央を広く空けた動線は10日で成約に至った
サービス開始の背景を取締役の森山由佳氏は「サービスの提供を模索した当時、ホームステージングという選択肢が増えて業界全体が盛り上がりつつあるタイミングでした。さらに、3カ月から半年単位での契約が一般的だったことから、もっと手軽にホームステージングを利用してほしいと定額制でサービスを始めました」と語る。
同社在籍のホームステージャーは、不動産管理や仲介管理からの転職者がほとんど。前職で感じた改善点をもとに物件の日照りや床・壁材に合わせた家具と雑貨を提案している。ホームステージャーが一番大切にしているのは、内見時の動線だ。主役は物件であり、家具を避けながら内見することがないように設計している。
プランは2種類。案件ごとに分かれており、単身プランが月3万2000円。ファミリータイプが月3万8000円(ともに税別)。
今後は「1都3県でのサポート体制を拡充し、契約数を倍にしたい」(森山氏)と抱負を語った。
取締役 森山由佳氏

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