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首都圏と大阪府を中心に、3種類の不動産事業を手掛けるジェクトワン(東京都渋谷区)。前期の年商は132億円で、今年3月の決算では200億円を見込む。近年は買取再販や空き家再生などの中古物件のリノベーション事業に注力している。また、「オーナーの空き家の改修負担費ゼロ」という大胆なビジネスモデルで話題の空き家活用サービス「アキサポ」も好調だ。
3つの不動産事業で200億円計画
開発は土地ありき
多くの不動産会社が経営危機に陥った2008年のリーマンショック。その翌年、大手デベロッパーから独立した大河幹男社長が創業したのがジェクトワンだ。ソリューション事業・リノベーション事業・空き家活用サービス「アキサポ」の3つの事業を展開する。前期の売上は132億円。売上構成比は非公開としているが、ソリューション事業が中心。しかし、今期は買取再販を主とするリノベ事業が好調。今期は前期の2倍の成長を見込んでいる。リノベや空き家事業の売上増が年商を押し上げている。
同社のソリューション事業の特長は、多くのデベロッパーが自分の得意な不動産をつくる「建物ありき」で開発を行うのに対し、そのエリアに必要な不動産をつくる「土地ありき」の開発を行うこと。例えばマンションが得意な会社はマンションばかり建てるといったように。同社はそうでないため開発案件もマンション、戸建て、宅地分譲、商業ビル、ホテル、老人ホームと多岐にわたる。大河社長が、既存のデベロッパーに対して抱いていた疑問が原動力になっているという。

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