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空き家売買のマッチングサイト「空家ベース」、年間200軒を仲介【空き家ビジネス】

空き家売買のマッチングサイト「空家ベース」、年間200軒を仲介【空き家ビジネス】

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空き家問題をビジネスで解消するVol.37

空き家を売りたい人と買いたい人のマッチングサービス「空家(そらいえ)ベース」を運営し、年間200軒を仲介するウィントランス(東京都渋谷区)。扱う物件の多くは「訳あり物件」だが、さまざまな工夫によりスピーディーな成約を実現している。

平均販売価格は50万~100万円

最短3週間で成約

ウィントランス 成約済物件の例。周囲に大量の草木が生い茂り、残置物も多く、大規模な修繕が必要な再建築不可物件だった成約済物件の例。周囲に大量の草木が生い茂り、残置物も多く、大規模な修繕が必要な再建築不可物件だった

同社の設立は2011年。空き家の売買仲介のほか、空き家の買取、飲食業などを行っている。従業員数は10名。売上高は非公開。

同社は2020年に、空き家のマッチングサービスである「空家ベース」を立ち上げた。年間仲介件数は約200件。空き家オーナーから相談を受けて売却媒介契約を結んだり、自社で買い取ったりしたものを、サービスサイトに掲載して仲介している。物件の掲載は無料。物件を仲介した際の仲介手数料が同社の収益となる。仲介する物件の平均価格は50万〜100万円。

同社は掲載できる物件に築年数や立地面などの条件を設けないことで、他社に売却や仲介を断られた空き家オーナーの物件も扱えるようにしている。その結果、物件の8割以上が再建築不可物件や老朽化が進んだもの、空き巣に入られたものなどの「訳あり」物件だ。それでも物件は掲載後、最短21日、平均2〜3カ月で買い手が見つかる。物件の購入希望者は30〜40代の不動産投資家を中心に、学生や主婦などまで幅広い。

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