・紅中は、多能工を育てる「ハウスリフォーマー育成学院 大阪校」を運営している
・施工技能だけでなく、マナーの習得もできる
・多能工育成を支援することで、業界全体を盛り上げていく
年間100人の輩出を目指す
建材流通を軸に年間244億円を売り上げる紅中(大阪府大阪市)は、リフォーム会社や工務店の支援に力を入れている。同社は、多能工を育てる「ハウスリフォーマー育成学院 大阪校」を4月から運営。中村晃輔社長と、大阪校の学長を務める信本正幸氏に、具体的な内容や戦略を聞いた。
天井もクロス張りの練習に活用
「やりきる力」を身に付ける
大阪校では、紅中の元営業所を改装して研修施設として使用。パナソニック、LIXIL、TOTOの3メーカーのトイレ、洗面台、キッチンを研修用に用意。そして、天井や壁、床をクロスの張り替えやタイルフロア施工、リペア補修の練習に利用している。
また、現場の実態に即して学ぶために、大阪エリアで盛んに使われているクッションフロアの施工体験もカリキュラムに取り入れている。そして、実習のうち少なくとも1日は、夜遅くまでかかるような課題をあえて出すという。「実際の現場では誰も助けてくれません。苦労しながらもやり遂げる経験をすることで、『やりきる力』を身に付けられる。何時まででも、できるまで付き合います」と信本学長は話す。

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