《DECOONメンバーに聞く インテリアトレンド vol.3》Anonimo Design、消えるファッションとの境界線

DECOONメンバーに聞く インテリアトレンド vol.3

　リフォーム事業で価格競争に陥らず、差別化を図るためにインテリア提案は有効だ。本連載では、Facebookの公開グループから派生したイベント・インテリア合同展示会「DECOON」のメンバーに最新トレンドを紹介してもらう。

　世界のインテリアトレンドをおさえて、施主の心をつかむ付加価値にしてほしい。

レザーを用いた壁面装飾

　ファッションとインテリアの境界線が今後なくなっていく」。そう語るのは、ヨーロッパのインテリアアイテムを輸入販売するAnonimo Design（アノニモデザイン、東京都港区）の黒澤哲社長だ。

イタリア製のレザーウォール「studioart」
Photo：Daisuke Urano

　そんな流れを象徴するアイテムがイタリア製のレザーウォール「studioart」。壁面装飾用のレザータイルだ。この商品を開発するストゥディオアート社は、世界の名だたるハイブランドのレザーを製造するモンテベッロ社から生まれた。モンテベッロ社の高品質なレザーに新たなデザインテイストを掛け合わせてレザーウォールへと昇華。これまでファッションの分野で用いられてきたレザーを建築素材として壁に使用するという革新的なアイテムなのだ。レザーの種類は500を超え、タイルの形状や貼り分けパターンもさまざま。フラットタイプとパッドタイプを組み合わせると立体感と陰影も楽しめる。まるでオーダーメイドのように自分好みの空間に仕上げることが可能だ。