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静岡県安心・安全リフォーム協議会、第5回定時総会内で特別講演

静岡県安心・安全リフォーム協議会、第5回定時総会内で特別講演

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働き方改革で経常利益125%に

 静岡県安心・安全リフォーム協議会(静岡県静岡市)は11月21日、静岡市クーポール会館で特別講演・第5回定時総会を開催。広島でリフォームを中心に30億円の売り上げを超えるマエダハウジング、前田政登己社長が成長の軌跡を語った。

 前田社長は「100億円企業より100年続く会社になりたい」との想いから創業。現在ではリフォームだけではなく、「中古住宅仲介+リノベーション」、水まわり専門店、BtoBリフォームなど幅広く事業を展開する。

 近年はグループ会社が増え、90人に増員した社員へ理念が浸透しにくくなってきたことから、働き方改革を推進。積算専任担当者の設置や、子供が3歳までだった時短勤務を6歳まで延長、1時間単位でとれる有給制度などを作り上げた。この結果、時間外労働が40%削減し、有給取得率が10%台から40%以上に拡大した。一方、売り上げは制度制定前から108%に増収し、経常利益は125%となった。最後には「経営理念の浸透と人材育成が重要」と成長の原動力を語った。

 同協議会は一般会員70社、賛助会員19社で構成。通常であれば競合相手になる事業者同士が連携し、ユーザーに安心できるリフォーム提供を行っている。

 12月には、協議会として2冊目となるエンドユーザー向け雑誌「リフォームの『教科書』」の発行なども行っている。

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