リフォームしたいニーズ喚起
「壁紙の張り替えだけでも気軽に頼めるようになれば、家を好きになってリフォームするきっかけをつくることができます」と語るのは、フェイクグリーン専門店「いなざうるす屋」を運営するクサカベグリーン(東京都杉並区)の日下部有香社長だ。あらゆる壁に輸入壁紙を張った自宅やフェイクグリーンの写真をアップしている日下部氏のInstagramには2万人近いフォロワーがいる。
玄関には猿が描かれた壁紙を張った
新築買うも帰りたくないほど嫌いに
日下部氏は自宅の玄関から階段、リビング、寝室、トイレや洗面所まで家のあらゆる場所に動物やボタニカル柄などの輸入壁紙を張っている。「毎日良い家だなぁと思っています」と笑顔で話す日下部氏だが、壁紙に出会うまでは帰りたくないほど家が嫌いだったという。
日下部氏は2010年に新築の建売住宅を購入。壁・床・建具がすべて真っ白だった。最初は新築を楽しんでいたが、白いためどんどんと汚れが目立つようになっていく中で気持ちが変化していく。
「掃除や片付けが苦手で、気力も技術もなかったのでメンテナンスができなくなり、段々と家が嫌いになっていきました」と語る。

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