建材EC「HAGS」新展開、WAKUWAKUよりMBO実施

「アンマッチを解消したい」

4月1日、株式会社HAGSが発足した。同社は、WAKUWAKU（東京都目黒区）が運営する建材ECサイト「HAGS」と、不動産・建築業界特化型の顧客管理・自動追客システム「Customer now！」を、WAKUWAKUの役員であった中田寿氏がマネジメント・バイアウトを実施して設立した。

2018年にリリースした建材EC「HAGS」は、月間ユニークユーザー40万人で、登録会社は6500社、登録一般ユーザーは1万7000人にのぼる。HAGSでは商品の販売だけでなく、エンドユーザーとパートナーである設計・施工店のマッチングを行っている。昨年1年間で100件マッチングをしており、合計の施工金額は約4億円。中田社長は「HAGSのユーザーからは『HAGSの商品でリフォーム・リノベーションをしたい』というニーズがあるため、対応できるプロを紹介することは相乗効果があります」と語る。

「世の中のアンマッチを解消したい」と中田社長。「人と業者、人とモノのアンマッチがあることがこの業界の大きな課題。HAGSは適切な業者を紹介し、適切な商品を供給できます。また、優れたリフォーム会社でもマーケティングが苦手というケースがある。『Customer now！』でマーケティング支援をすることで、素晴らしい業者がしっかり販促できる状態にしていくことが我々の使命であると思っています」

中田寿 社長