ハウスケープ(東京都品川区)は、屋根工事業者向けの顧客管理アプリ「いえサプリ」に、新たにAI機能を追加した。人手不足に悩む屋根工事業者の業務効率化をサポートする。
問い合わせ内容や見積もり、ちょっとした会話もメモに残せる
いえサプリは、下請けから元請化を考える屋根工事業者や専門工事会社向けの顧客管理ツール。売り上げや目標を見える化するダッシュボードや、事業者に代わりDM送付を行う機能がある。
新機能では、基本的な案件情報の登録をAIに任せられる。具体的な流れは、電話などで問い合せを受けた後、トップページのメモ欄「かんたん案件登録」に、問い合わせ日、内容、何を見て問い合わせたか、電話番号、住所をメモ書き程度に入力。案件登録ボタンを押すと、AIがメモした内容を自動的に項目分けし、案件情報が登録される。
各案件ページには「案件対応メモ」というフリー記入スペースがある。例えば顧客の性格や趣味、飼っているペットの名前、ちょっとした家の悩みなどの情報を入力。蓄積された情報を元にAIが分析し、次回フォローのタイミングなどを知らせてくれる。会話を記録することで顧客との信頼関係を築くだけでなく、担当者が変更された際にも役立つ。
そのほか住所を元にした郵便番号の自動入力や、Google Mapの自動表示機能を新たに追加した。
今後は、問い合わせ内容を「いえサプリLINE」に送れば仮案件登録が完了するLINE連携機能や、顧客からの電話を自動で録音し、AIが仮案件登録を行う機能などを追加予定だ。
「AIはトリッキーなことをするためにあるわけではなく、今まで人がやっていた大変なことを代わりにやってくれます。事務員を採用するようなイメージでAIを使ってもらいたいです」(明正剛典代表取締役)
明正剛典 代表取締役
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