強みは木質感を意識したリ ノベーションだ

建築資材流通事業の大手で、不動産事業も幅広く展開するナイス(神奈川県横浜市)が2023年頃から中古マンションの買取再販を本格事業化し、着実に業績を伸ばしている。木質化をキーワードにした内装リノベーションを強みに、神奈川エリアを中心に取扱が増加。2025年3月期はナイスグループ全体で152戸販売している。
建築資材流通大手が買取再販に参入
3期目で中古マンション152戸販売
自社分譲6万戸弱
同社は1950年設立。木材市場の運営会社としてはじまり、現在は建築資材の流通、さらには住宅分譲、リフォーム、売買仲介など不動産事業全般を行うまでに成長した。2025年3月期、会社全体の連結売上高は2430億5400万円。うち約75%の売上高を建築資材事業が占め、約20%が住宅事業、残る5%がソフトウェア開発などのその他事業という構成だ。
住宅事業では首都圏だけでも分譲マンションを6万戸弱供給。その売却依頼も増えつつある状況を踏まえて買取再販事業を本格化させたと同社執行役員・住宅事業本部副本部長兼不動産流通事業部長の長井智一氏は話す。
「中古マンションの買取再販は既にレッドオーシャンですが、資材を扱い、ディベロッパーとしても実績を積んできた当社の強みが生かせると思い、事業化しました」(長井氏)
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